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事例2分析① 観光振興による地域活性化

遅くなりましたが事例2の分析です。与件の情報を根拠に使える部分は多いのですが、何をメインテーマにしているのか定めることができませんでした。今年一番の難問と言われている通り、解答を絞り込むのはかなり難しいという印象を持ちました。ただ、多くの受験生がそれなりに妥当な内容の解答を記載していることから、採点の許容範囲が広ければ、A評価も多くなりC,D評価となる方も少ないのではないかと見ています。個人的には今年の最難問は事例1か事例3だと思っており、試験委員の期待はずれの解答が予想以上に多いので厳しい評価をくらう受験生がいるのではないかと。で、事例2は得点調整の観点からゆるめの採点をしているのではないかと憶測しています。

事例2のテーマはやはり中小企業白書でもいろいろ書かれている観光振興だと考えています。特に注目されているインバウンド需要取込みに向けて地域一丸となって頑張っているところにB社が協力していけるような提案は盛り込むべきでしょう。以下、ポイントごとに分析していきます。

1、ターゲットについて(第2問設問1)
テーマは観光振興による地域活性化ですから、観光客、観光じゃなくてもX市に来訪する人を増やすという観点でターゲットを絞り込む必要があるでしょう。与件を基にすると、以下をターゲットとするべきです。
①日本の伝統に興味のある外国人
②なつかしさを求める女性やシニア
③食に敏感な女性

2、図表は何をメッセージとして伝えているのか
・図表1は多くの情報が盛り込まれていてメッセージをつかみとるのはかなり難しいです。下手に計算にのめりこむと時間オーバーになってしまう危険性が高いですので、ここはテーマは何かというとから、類推することが必要です。インバウンド需要がテーマですから単純に国内需要が減少しているから海外の需要取込みを示唆していると解釈してよさそうです。
・図表2については、一目でわかります。国内ではしょうゆ関連製品の需要が増しているのでしょうゆ関連製品に注力せよということでしょう。

3、ターゲットに対するマーケット戦略(第2問設問2、第4問設問2)
①と②のターゲットは観光客としてひとくくりにできる部分もあり、ある程度共通した施策でOKでしょう。ただ、外国人に対しては特に力を入れるような提案が求められていると考えられるので、外国人に特化した施策も盛り込んでおいたほうがよいかと思います。
観光を前面に押し出した施策としては何がいいかですが、中小企業白書を参考にするとhttp://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/H26/h26/html/b2_1_2_2.html
「グリーン・ツーリズムの例としては、富山県立山町などで行われている「体験型旅行」が挙げられる。これは、地域住民と一体になって、農村体験、味覚体験、自然・歴史体験、アウトドア体験などを行うことができるものである。」との記載があり、やはり体験の提供を軸にすると高得点が得られるのではないかと考えています。体験の提供を思い浮かべながら与件を読みますと、「本社と工場は隣接しており」という部分があり、やはり工場見学で伝統をアピールすることあたりがベスト解答なのではないでしょうか。
また、外国人に特化した施策としては、外国語対応のHPを作成する(第4問設問2)とか、Z社の海外販路でアピールする(第2問設問2)とかが挙げられるでしょうね。
③のターゲットに対しては食に敏感な女性ですから、健康食を前面に押し出した施策、例えば健康食の試食会(第2問設問2)、レシピのSNS上での情報交換(第4問設問2)が良いでしょう。

試験委員は何を最重要テーマに設定しているかは依然定かではありませんが、ターゲットを明確にしてそのターゲットに対する有効なマーケット施策の提案が一貫してできているかという点は例年通り極めて重要であったのではないでしょうか。



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No title

AAS大阪の解答に考え方近いですね。

No title

コメントありがとうございます。
AAS大阪の解答読んでみました。
同じような考えをする専門学校がいてくれて安心しました。

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りっちー

Author:りっちー
30代前半のサラリーマン&中小企業診断士です。

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