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事例1分析② 同様に印刷業者が出題された平成16年事例1との類似点からの考察

今年の事例1は印刷業者が出題されましたが、平成16年度の事例1でも同様に印刷業者が出題されています。
十年以上前の過去問であり、知っていた人は多くなかったかもしれませんが、同事例を知っていた人はかなり有利になったのでは
ないかと考えています。
今年の事例1の特徴としては、前回の分析でも書きましたが、与件に組織文化や従業員の状況についての記載が少なすぎるという
点が挙げられると思います。しかしながら、事例1では毎年のように組織文化についてどこかの設問で加点ポイントになっていることから、今年も組織文化についての解答が第1問2と第2問2あたりで求められていると考えられます。
組織文化については与件に記載がないから、仮説、類推するしかないのですが、その際、平成16年度の事例1の組織文化がどのようであったかを知ることはとても参考になるでしょう。平成16年度については与件に組織文化を示唆する部分がそれなりにはあり今年よりもわかりやすい問題設定になっていますので類推しやすいです。

以下、平成16年度の事例1の組織文化が今年の事例1にもあてはまるのかを検討していきます。

①かつては順風満帆な経営が続いていた。→今年と同様。
②昔に成功体験を持っている高齢社員が会社の中間管理職に就いている。→新卒も積極的に採用しているから今年とは違うものの、社員が学校アルバム事業での成功体験を持っていることは同様。
③主要顧客依存の経営。→今年は学校アルバム事業に依存していることからほぼ同様。
④業績不振が続いているのに人件費は下げず。→今年も「社員は宝」の方針でリストラを行っておらずほぼ同様。
⑤機能別組織→5代目の組織改変までは同様。

以上、ほぼ全てが今年の事例にも当てはまっています。①~⑤から組織文化の問題点としては、権限と責任があいまい、現状維持志向、外部環境変化への対応力不足、新規事業への意欲欠如、営業開拓意識の欠如等を類推することができ、平成16年度の事例1ではこれらが要求解答であったはずです。ですから、今年も第1問2と第2問2あたりでこれらを指摘できたかどうかで点差が出ているのではないでしょうか?


   
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30代前半のサラリーマン&中小企業診断士です。

中小企業支援や中小企業診断士試験のことを中心に綴っていきます。


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