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事例3分析② X農業法人との連結決算でみたら優良企業かもしれません

C社はクレーム多発で品質も悪い、限界利益率は赤字だし、企業としては体をなしていない、倒産寸前と考えている方も多いでしょうが、本当でしょうか?答えは、「C社がもし1社だけで生きていくなら正しいが、X農業法人の子会社だから必ずしもそうとは限らない。実は優良企業かもしれない。」です。注目すべきは以下の与件文です。

X農業法人では、市場に出荷できない規格外野菜の有効活用を目的として2000 年からカット野菜の加工を始めたが、その後受注量が増加したため、仕入単価の高い市場規格品の使用や他産地からの仕入れも必要となり、原材料費率が大きく増加した。
そこで事業収支を明確にし、収益性の向上に努めて加工事業として確立するために分離し、X農業法人の100 %出資子会社としてC社が設立された。C社の設立当時作成された社内コスト管理資料A次ページ表Bでは、予想されていた以上の原材料費と労務費の上昇によって限界利益がマイナスとなっていることが判明し、この傾向は今でも改善されていない。

要するにX農業法人の極めて悪い部署だけを分離してできた企業がC社です。X農業法人との連結決算でみたら実は大幅な黒字で優良企業かもしれないのです。

ですから、C社が赤字だからソース、乾燥野菜の新事業の設備投資なんてとんでもないと捉えるのは早計でしょう。X農業法人が優良企業で連結で大幅な黒字なら、C社がどれだけ駄目でも、金融機関から設備投資のお金を借りられるので大丈夫です。

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30代前半のサラリーマン&中小企業診断士です。

中小企業支援や中小企業診断士試験のことを中心に綴っていきます。


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