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事例3 国内生産を維持するための戦略 続

前回は、今年の事例3ラストの問題に関係している論文https://www.jfc.go.jp/n/findings/pdf/soukenrepo_13_07_10.pdfから、問題のポイントをお伝えしました。

今回は、ポイントを踏まえた上で解答を作成したいと思います。
(1) 高度な技術力
(2) 広義の品質と提案力(川上から川下に至る全工程を俯瞰し、設計や製造に反映させる力、工程の削減や同一工数での精度向上など生産のあり方について提案できる力)
(3) 柔軟な対応力と信頼性

まず、この問題では全社戦略上の課題解決が問われていることから、与件からC社の課題をひろっておきましょう。
A若手人材確保が難しく高齢化
B農業機械部品と産業機械部品の受注に対応するため鋳物技術の向上
C自動車部品の生産依頼への対応
D納期遅延

(1)高度な技術力→Bの鋳物技術の向上が対応するでしょう。
(2)広義の品質と提案力→Cの自動車部品の生産依頼への対応が対応すると類推します。自動車部品の生産依頼への対応について具体的には、どのような点を強化したらよいか書いていないことから、「類推してください。」といメッセージを感じることができます。おそらくここは、鋳物技術に精通したエンジニアからなる営業部が一貫生産体制を活かした生産性向上の提案やニーズに合致した製品のを提案を取引先に積極的に行っていく方向性だと考えます。
(3) 柔軟な対応力と信頼性 →Dの納期遅延が対応するでしょう。ただ、納期遅延は、今までの問題で解決済みですから優先度は低いでしょう。書くとすれば国内であることを活かし短納期を実現することでしょうか。

あと、課題のA若手人材確保が難しく高齢化については、全体にかかわることですので、一番初めに記載しておくと無難でしょう。

以上から、下記の解答を作成しました。

強化すべき点は、5Sの強化による作業環境改善で若手人材確保を行い、①軽量化、複雑形状化要求への対応の為鋳物技術の向上、②自動車部品の継続的受注獲得の為、営業部が一貫生産体制を活かした生産性向上やニーズに合致した製品の顧客への提案力、③国内立地を活かせる為、短納期化、である。

おそらく多くの受験生が鋳物技術の向上、若手人材の確保、短納期あたりは記載されていると思いますので、Cの自動車部品の生産依頼への対応にについて具体的には何を強化すればよいのかを的確に類推できたかどうかで差が出てくるのではないでしょうか。

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30代前半のサラリーマン&中小企業診断士です。

中小企業支援や中小企業診断士試験のことを中心に綴っていきます。


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