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ABCD評価をみての感想、というか反省

2016年の診断士試験2次試験も合格発表が終わり、再起を図る人は2017年試験に向けて決意を新たにされているところでしょう。試験ブログを見ていても2016年の試験ネタを書いているものはほとんどありませんが、再現答案ごとのABCD評価がわかるようになり、得点開示の結果も返却され始めた今こそが2016年の2次試験を振り返る良い機会だと思います。
 とういうことで、今回はABCD評価をみての感想、というか反省を書いていきたいと思います。

①事例4の採点はどのような形でされたのか。
難易度としては、かつてないほどの易問であったため、多くの人がA評価をとるだろうと予想していましたが、ふたを開けてみ
ればC,D評価をとってしまった人が非常に多い印象です。僕の予想は完全に外れてしまいました。機械的に容赦なく採点された結果なのでしょうが、ちょっとミスがあったがどうみても60点ぐらいとれてる人がC評価となっている有様。事例4の採点はどのような形でされたのでしょうか。
  仮説として以下を考えてみました。
  ①文章問題が非常に厳しくされたので、ある程度の点をとれているというような答案でも0点となった。
  ②計算問題の計算過程も非常に厳しく採点されたので数字があっていても下手すれば0点となった。
  ③全員一律8掛けの得点にされた。→これはかなりの高得点をとっているいた人がいるようなので否定。
  ④TOEICのように、統計的処理がなされた後の点数が出された。

①、②のついては、ある程度妥当性があるのではないでしょうか。そうでなければここまで低い得点になるはずがありません。
④についても、可能性を捨て切れません。皆が取れている問題を落としてしまった人は軒並みB以下になっている印象ですが、統計的処理、つまり偏差値的な得点が出された場合、そうなっても不思議はないからです。 

②事例3はソース派の完敗か。
事例3のラストはカット野菜を書いた人がソースを書いた人に比べ明らかに評価が高いことから、ソース派は完敗したといってもよいのではないでしょうか。自分は両方とも書くのがベストだが、したり顔でソースこそが試験委員の求めている解答であるとブログで書いていたので恥ずかしいかぎりです。とはいっても、ソースを書いた人のほうが、C社の根本的問題である通年取引が出来ない点をよく踏まえて長期的な視点で考察していたように思いますし、出題の趣旨には「C社の顧客動向など外部環境を把握し、今後野菜加工事業を強化して収益拡大を図るために必要な戦略ついて~」と野菜加工事業の強化が試験委員の求めていることなら、ソース事業の方が加工の要素は強いですので、カットが正解であることに納得しがたい点も多いんですが。 
  
   ちなみに自分が考えた解答は以下のとおりです。
  
まず、カット野菜事業を行う。理由は、需要が増大しており新鮮さを活かせ、また既存製造工程を活用できるから。次に、ソース乾燥野菜事業を行う。理由は、高付加価値で収益向上、長期保存可能で計画的な生産ができるので、通年取引が実現できるから、対応策は、衛生管理の徹底と営業専任部署設置でニーズに合致した製品開発である。

やっぱり、どちらもやって収益拡大していこうというのがベストなような気がするのですが。試験委員の見解はどうなんでしょう   か。気になりますが、永遠にわからないのが診断士試験でからね。
   
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捲土重来を期す人へ 勉強会のすすめ

2次試験合格発表がありました。合格率は19.2%とやや低め、合格者人数は842人とかなり少なめの結果となりました。
事例4が大幅に易化し高得点の戦いになったにもかかわらず240点とれた人は少ないということですから、他事例は従前より厳しく採点されたのではないかと推測できます。事例1から3では、本当の意味での中小企業診断力が問われてきたのではないかと考えています。もちろん、受験生の大半が間違っていないところは確実に外さないことは従前どおり重要ではありますが。
捲土重来を期す人は、他の受験生がどのようなことを考えているかを知り、かつ本当の意味での中小企業診断力を磨くため議論形式の勉強会を検討されたらいかがでしょうか。

僕が受験生時代にお世話になった弱小診断士勉強会が23日金曜日に説明会を開催しますので参加を検討ください。

弱小診断士勉強会 http://jakusho.jp/ http://jakusho.jp/

1次と2次の有機的学習で合格を目指す

今年、2次試験で残念だった人の中にはは、気持ちを切り替えて来年に向けて気持ちを引き締めていらっしゃる方がいる一方で
来年のチャレンジするかどうかについて真剣に迷っている方もいると思います。
中小企業診断士になったことによるメリットと合格にかかかる諸々の負担を天秤にかけて慎重に判断すべきで、必ずしもチャレンジを続けることが善しということはないと思います。ただ、そのように迷っている方に対して「1次試験をもう一度受験するのは負担が重過ぎるからあきらめるならば、再考してほしい。」とは申し上げたいです。
なぜなら、1次の学習をすることを通して、2次をまた別の視点でとらえることもできますし、その逆もしかりで1次と2次はシナジー効果が高いと言えるからです。1次と2次では、形式はずいぶん違いますが根本的な部分は同じ試験ですから、変わらないと思うわけです。次回あたりからは、1次と2次の有機的学習で最終合格を目指す方法を検討していきたいと考えています。

事例1分析⑤ 事例1は一般知識で考えても良い解答書けるのでは

事例1の解答を作成してみました。

1(1)
理由は①社員教育に力を注ぎ企画力やデザイン力を強化させたことで他社と差別化したこと、②他社に先駆けてオフセット印刷機を導入し独自で技術開発に取り組んで印刷精度を向上させたこと、である。
1(2)
理由は学校アルバム事業中心の機能別組織で同事業への依存が高く業績も好調な為、①現状維持志向が強く営業開拓が進まなかったこと、②多角化事業に経営資源が分散し、強みとのシナジー効果がなかったことである。

2(1)
留意点は学校アルバムよりも多種多様な顧客を開拓し関係性向上を図る為①営業開拓の必要性を全社で共有しA社自らで顧客開拓を推進②強みの技術力、企画力、デザイン力とのシナジーを効かせ提案力強化である。
2(2)
理由は①1事業の好調に安住せず複数事業をシナジーを効かせ成長させ、②多様な事業を経験し斬新な視点を持つ人材育成により新事業を推進し、③全社で意思疎通を促し貢献意欲の高い組織文化の醸成の為である。


施策は採用対象を大都市圏に広げ中途採用にも注力し①新卒には研修施設を活かした教育の充実、②女性には育児等がしやすい勤務体系導入、③中途には権限委譲で業務経験を活用できるようにし長期的勤務を促す。


やはりこの事例の肝は機能別組織では外部環境変化に対応できなくなった要因と(第1問設問2)それを解決するため、複数の事業間で全社的に人材の流動性を確保する組織に改変した点(第2問設問2)をどれだけ理解するかでしょう。解答を実際に作成してみてわかったことですが、先に要因を考えるよりも、解決策である第2問設問2を考える方がスムーズに解答を導きだせるのではないかと思いましたね。複数の事業間で全社的に人材の流動性を確保する組織にした目的は、複数事業間でシナジー出すとか組織の動態化であることは明白ですから、貢献意欲の高揚、複数事業がわかる人材の育成であるということは一般知識でも充分に類推できるものです。それらが成し遂げられていない状態が第1問設問2であるはずだから、第1問設問2には第2問設問2の否定版を書けば良いだけということになり、ほぼ一般知識で解答の骨子を定めることができるわけです。

事例2分析① 観光振興による地域活性化

遅くなりましたが事例2の分析です。与件の情報を根拠に使える部分は多いのですが、何をメインテーマにしているのか定めることができませんでした。今年一番の難問と言われている通り、解答を絞り込むのはかなり難しいという印象を持ちました。ただ、多くの受験生がそれなりに妥当な内容の解答を記載していることから、採点の許容範囲が広ければ、A評価も多くなりC,D評価となる方も少ないのではないかと見ています。個人的には今年の最難問は事例1か事例3だと思っており、試験委員の期待はずれの解答が予想以上に多いので厳しい評価をくらう受験生がいるのではないかと。で、事例2は得点調整の観点からゆるめの採点をしているのではないかと憶測しています。

事例2のテーマはやはり中小企業白書でもいろいろ書かれている観光振興だと考えています。特に注目されているインバウンド需要取込みに向けて地域一丸となって頑張っているところにB社が協力していけるような提案は盛り込むべきでしょう。以下、ポイントごとに分析していきます。

1、ターゲットについて(第2問設問1)
テーマは観光振興による地域活性化ですから、観光客、観光じゃなくてもX市に来訪する人を増やすという観点でターゲットを絞り込む必要があるでしょう。与件を基にすると、以下をターゲットとするべきです。
①日本の伝統に興味のある外国人
②なつかしさを求める女性やシニア
③食に敏感な女性

2、図表は何をメッセージとして伝えているのか
・図表1は多くの情報が盛り込まれていてメッセージをつかみとるのはかなり難しいです。下手に計算にのめりこむと時間オーバーになってしまう危険性が高いですので、ここはテーマは何かというとから、類推することが必要です。インバウンド需要がテーマですから単純に国内需要が減少しているから海外の需要取込みを示唆していると解釈してよさそうです。
・図表2については、一目でわかります。国内ではしょうゆ関連製品の需要が増しているのでしょうゆ関連製品に注力せよということでしょう。

3、ターゲットに対するマーケット戦略(第2問設問2、第4問設問2)
①と②のターゲットは観光客としてひとくくりにできる部分もあり、ある程度共通した施策でOKでしょう。ただ、外国人に対しては特に力を入れるような提案が求められていると考えられるので、外国人に特化した施策も盛り込んでおいたほうがよいかと思います。
観光を前面に押し出した施策としては何がいいかですが、中小企業白書を参考にするとhttp://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/H26/h26/html/b2_1_2_2.html
「グリーン・ツーリズムの例としては、富山県立山町などで行われている「体験型旅行」が挙げられる。これは、地域住民と一体になって、農村体験、味覚体験、自然・歴史体験、アウトドア体験などを行うことができるものである。」との記載があり、やはり体験の提供を軸にすると高得点が得られるのではないかと考えています。体験の提供を思い浮かべながら与件を読みますと、「本社と工場は隣接しており」という部分があり、やはり工場見学で伝統をアピールすることあたりがベスト解答なのではないでしょうか。
また、外国人に特化した施策としては、外国語対応のHPを作成する(第4問設問2)とか、Z社の海外販路でアピールする(第2問設問2)とかが挙げられるでしょうね。
③のターゲットに対しては食に敏感な女性ですから、健康食を前面に押し出した施策、例えば健康食の試食会(第2問設問2)、レシピのSNS上での情報交換(第4問設問2)が良いでしょう。

試験委員は何を最重要テーマに設定しているかは依然定かではありませんが、ターゲットを明確にしてそのターゲットに対する有効なマーケット施策の提案が一貫してできているかという点は例年通り極めて重要であったのではないでしょうか。



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Author:りっちー
30代前半のサラリーマン&中小企業診断士です。

中小企業支援や中小企業診断士試験のことを中心に綴っていきます。


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